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郁志摩と文月の二人がぽちぽち語りたいことを語る場所。 小説サイトの日記としての役割はどこへ消えたのか……。
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どうも、文です。
読み終わった本を眺めてみて、ラノベの数の比率の高さに驚いています。
新潮文庫とか読みまくったほうがきっと人間的には+になるのでしょう。
でも、ちょっと余裕ないと読めないのはたしかなのですよねぇ。
目指せ、太宰の腕時計!(新潮文庫の本30冊読めばもらえた気がする)

今回は最近読んだラノベについてつらつらと

・キノの旅X(電撃文庫・時雨沢恵一)
私をラノベにひきずりこんだシリーズの最新刊……ですよね?
作者としては、唯一全部の本を追っている人でもあります。

キノの旅にハマったのは
SSとしての面白さにひきつけられたからのが大きな理由だったと
今分析すると思います。

最近は短編~中編くらいの話が多いような感覚があったのですが
今回は短い話が多くて嬉しかったですね。

その分七話「歌姫のいる国」は長めでした。

特徴が尖った国々を淡々とキノが巡ってさっさと去っていく
SSが好きなのはさっきも言いました。

が、これはこれでいいなぁ、と思えましたね。
普通にラノベとして、それなりの緊張感と、感動どころがあって。

気になるのは、初版だからか「エリアス」が「エアリス」になってたりの誤植が目立ったこと。
これはまぁ、仕方ないんですけどねぇ。
名前違うよっ。
と、ちょっと戸惑いました。

恒例のあとがきは、予想していた範疇でしたが
やはり面白いと思います。
ちょっと騙されかけましたよ……。

いつまで続くんだろうなぁ。


・学園キノ2(電撃文庫・時雨沢恵一)
本人が書いたパロディ。
二巻が出ているとは思いませんでした。
本家キノの旅は異世界ものですが
学園キノは文字通りキノの旅のキャラが現代の学生になった話です。
何巻かのあとがきに書いてあった~~編~~の中の一つらしい。

木乃や静など漢字になって口調や性格も変わり気味でありながら
たしかにそのキャラだと思わせる特徴付けはさすがだと思います。

変身ヒロインものということですが
文体は思いっきりくだけてます。さすがパロディ。

本家キノが淡々としているだけに、ギャップが面白いと言えばそう。

ギャグとして面白いですね。
若干ノリの若さについていけなくなりかけることもあるのですが、許容範囲内でした。

「ラノベっぽさ」は、本家キノの数倍はいってそうです。
二次創作、パロディをラノベ的に書く参考になる、かもしれません。


どうでもいいことですが
キノの漢字あては「希乃」だと信じていたのですが
外れて悔しいです。
こっそりネトゲキャラで↑の名前で作ってたからなぁ。


・涼宮ハルヒの憂鬱(角川スニーカー文庫・谷川流)
・涼宮ハルヒの溜息()
~~の憂鬱は、角川文庫夏の100冊にも選ばれていましたね。
それを機会に買って読んでみました。
先日ハルヒのブックカバーも届きましたよ。使い道は限られそうなアイテムでしたが。

すっごく流行っているのは知っていて
全く漫画もラノベもアニメも触れてないのに
ハレ晴れユカイのダンスをリピートで数十回は見ていたりしていました。

友人との会話でもハルヒのネタは結構使われていて、そのたび適当にごまかしていたのですが
憂鬱、溜息を読んだだけでも、少なくとも主要メンバー五人の性格くらいは把握できるので
それは良かったですね。

このシリーズの面白さは
何と言っても語り手キョン君の一人称による語彙の多さでしょう。

あとは、キャラですね。
主役のハルヒは、思いっきり電波でありながら、たしかな魅力を感じさせますし
その他メンバーもなかなかいい。

その反面、正直なところでは
一巻二巻でのストーリー的な面白さは
期待値よりは低かったです。
すっごく期待していたと言えばそれまでで
面白いのですけどね。

一巻では、刺客に襲われたりといった小さな山場もありましたし
それなりにどきどきしながら読めました。
それにしたって、伏線張りっぱなしな感じがして嫌な感じでしたけど。
クライマックスも、全く予想を裏切らない解決法で窮地を脱して
なんだかなぁ、という思いは捨てきれません。

キャラと文体で読まされたようなもの
という結論に達しそうです。


二巻はさらに危機感がなく
前半がひたすらにだるい。
ハルヒのスケールの大きさを散々語っているわりに
起きるピンチが小さすぎる。
やっと盛り上がってきたかなぁ、と思う頃には半分くらい終わってました。

エピローグ前最後の台詞には鳥肌たちましたけど
勘のいい人なら予想していたに違いない。

それでも最後まで時に笑いながら読み進められたのは
結局キャラと文体によるところな感じなのです。


一つの団体に様々な勢力がいて、一緒に行動するというシチュエーションは燃えますし
それぞれの規模が大きいので
ラスト(一巻、二巻という意味ではなく。シリーズの)近くになれば凄く盛り上がりそう
とは思いつつ、実際ファンはそう言っているのはわかりつつ、
次に手は出ない私でした。

面白いんですよ。
でも、流行りの規模の期待値ほどではなかった←結論

一人称で一冊通す筆力は見習いたい。


・デュラララ!!×3(電撃文庫・成田良悟)
ハルヒと同じく、同じグループに各勢力がいるという構図で
作中人物も言うとおり、燃えます。
二巻で盛り上がって終わっていて期待していたのですが
期待通りでした。
帝人、杏里、正臣の三人の話は決着がつきましたから。

主役のセルティが主役らしくないと言えばたしかにそうなのですが
それなりに活躍しますしねぇ。

正臣君がひたすらにカッコよかった気がします。
悩む男はいいねぇ。

「ラノベの高校生」よりは、リアルに描かれている感じがして
ちょっと今時の同級生と話して、高校生の常識が嫌になる感覚
と同じものを少し味わえました。

舞台は池袋です。

主役のセルティは
原宿と秋葉原は魔都だと思っています。

私の中に、池袋=怖いというイメージが若干できました。

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